リフレクソロジーはリフレックス(反射)+オロジー(学)という2つの単語が合わさった言葉で、その言葉の通り足や手にある「反射区」と呼ばれる場所を刺激します。反射区はよくツボと混同されますが、ツボは中医学などで使われる用語で、体の上にある小さな点を指します。鍼治療があることから分かるように本当に小さな点。それに対し、反射区はまさに「ゾーン」、小さいものもありますがツボよりは大きいものです。ただ、その箇所が体の別の場所に作用するという意味ではツボと反射区は兄弟のように似ていると言えます。反射区は、体の各器官や内臓につながる末梢神経が集中している場所を示しています。だから、胃の反射区を刺激したあとはお腹がぐるぐると動き出したり、目の反射区を押すと目がスッキリしたり、反射区を通じて、足や手だけでなく全身に効果が感じられるのが、リフレクソロジーのおもしろいところ。
では、両足で126ある反射区、いつ決められたのでしょう?20世紀の初めに現在のリフレクソロジーの理論が確立されたときに、同時に作られたと思われ、今も世界中でほぼ同じ反射区表が使われています。どうして胃の反射区はここなのか?と不思議に思う方も多いでしょう。残念ながら「胃の反射区にあるこの神経が胃まで繋がっているのです」と示すことはできません。ただ、胃の反射区を揉むことで胃の疲れや痛みが和らぐように、過去に多くの人たちが反射区表を利用して足を揉み、効果を感じる中で、それぞれの反射区の位置が決まっていったとわたしは思います。ですので、わたしはいつも「反射区表は統計学の結果」とお話ししています。
本当かなーと思われるかたは、ぜひ次はご自分の体でお試しを。
施術後には反射区表を差し上げていますので、よく見ていただくと両足の反射区全部で、体全体を示しているのがおわかりいただけると思います。ご自分の足と反射区表をじっくり見比べて、健康維持に活用してくださいね!